先週後半から一昨日まで、一足早く短い夏休みをネット断ちで満喫していたが、FIFAワールドカップブラジル大会は準々決勝のすべてをTV観戦。ロースコアながら興味深い戦いを堪能することができた。
そして準決勝第1試合。ブラジル対ドイツという、これまた大変興味深い1戦は、前半20分台のドイツのゴールラッシュにより前半だけで5-0という、試合前には考えられもしなかった大差となった。後半もシュート数は上回り終了間際に一矢を報いたものの7-1で終了。ブラジルは、ワールドカップで最多失点を記録した。
試合前は、ネイマールらの欠場によってかえってチームの結束が強まるのではないか、という予想が多く、実際私もブラジルの控えメンバーを見渡せば、なるほどそうだろうと思っていた。ミュラーの先制点があったときもまだまだという印象だったが、クローゼによる2点目が決まったところで、ブラジルのショックが目に見えるようになる。ブラジルにとっては悪夢の前半20分台。立て続けにこの時間帯で4失点を重ね、5-0。残念ながらメンタル的に、ここで勝負あったといったところだろうか。
試合直後のインタビューで、クローゼに対し、前半20分台の話が振られていたが、どうにもはっきりしない内容(同時通訳が悪いと言うよりは本人が興奮状態だったため)。そんなことよりも、宙返りができなかったことの方が悔しかったようだ(苦笑)。要はそれだけドイツの勢い、そしてブラジルの落胆が重ね合わされてのもので、技術(フィジカル)の上に気持ち(メンタル)が乗って、始めていいプレイができるのだという当たり前のことが再確認できたと言える。
いやはやそれにしても7-1というスコア。今大会の最多得点(失点)、最多得点差が、よもや準決勝のブラジルとドイツの試合で起ころうとは…。本当にサッカーはこわいものだと思いつつ、今回はここまで。
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