FIFAワールドカップブラジル大会。ワールドクラスのサッカーを連日観戦できるという大変貴重な日々を満喫しているところだが、残念ながら我が国日本は、FIFAランクどおり、いやそれよりも低いのではないかと思うほどの体たらくで、初戦のコートジボワール戦の敗北に続き、圧倒的に優位に進めなければならなかったはずのギリシャ戦で、1点も奪うことができずに0-0のドロー。一応、勝ち点は1入ったが、それはギリシャも同じこと。この結果を踏まえ、グループCの状況は次のようになった。
- コロンビア 2勝0敗0分 勝点6 得失点差+4
- コートジボワール 1勝1敗0分 勝点3 得失点差±0
- 日本 0勝1敗1分 勝点1 得失点差-1
- ギリシャ 0勝1敗1分 勝点1 得失点差-3
残る試合は、コロンビア対日本とコートジボワール対ギリシャの2戦。コートジボワールがギリシャに勝利をおさめることができれば、コロンビア対日本の結果如何にかかわらず、コロンビアとコートジボワールが決勝トーナメント進出確定。逆にギリシャがコートジボワールに勝利をおさめると、勝ち点でギリシャがコートジボワールを上回るので、現在同じ勝ち点1の日本にもチャンスが巡ってくる。だが、あくまでチャンスと言うだけで求められる結果は、コロンビアに勝つことである。引き分けでダメなのは言うまでもない。よって、
- 日本がコロンビアに勝利する。
- ギリシャがコートジボワールに勝利する。ただし得失点差が2あるので、ギリシャがこの差を埋めてはならない。
と、大変厳しいというか限りなくゼロに近い可能性だ(さらに低い可能性はギリシャとコートジボワールが引き分けてくれることだが、低いものを比べる価値はない)。仮にこれが突破できるのであれば、コートジボワールやギリシャにあのような戦いをしているはずがない。つまり、ダメだと言うことである。可能性は計算上という空想、妄想でしかない。おそらく現実は、
- コロンビアが日本に勝利する。
- コートジボワールはギリシャと引き分ける。
となって、最終結果は、
- コロンビア 3勝0敗0分 勝点9 得失点差+6
- コートジボワール 1勝1敗1分 勝点4 得失点差±0
- ギリシャ 0勝1敗2分 勝点2 得失点差-3
- 日本 0勝2敗1分 勝点1 得失点差-3
と最下位になってしまう可能性が極めて高い。それにしても、スペインの例などにも見られるように初戦を致命的なまでに落としてしまうと、なかなか回復していくことが難しいと改めて感じた。仮にコートジボワール戦が1-1のまま引き分けることができていたなら、ギリシャ戦では勝てていただろう。言っても仕方が無いが、本当に初戦をふがいない戦い方で落としたのは痛恨事だった。
なぜ、こうなったのか。いかに監督が一流であっても選手が二流であれば、結果は得られないという厳然たる事実を確認したというだけに過ぎない。そう、気持ちや言葉だけでは埋められないものがある。それは、ドイツやオランダ、ブラジルなどの一流どころの戦いぶりを見ればはっきりする。しかも、コートジボワール戦では気持ちすら出ていなかったとしか思えない、ふがいない無様な内容だった。これでは勝てるものも勝てなくなる。監督が築き上げてきたものも、選手がそれを放棄あるいはやる気がないのであれば、すべてがなくなったとしても不思議でない、むしろ当然の結果となる。
まぁ、私にとっては日本がどうというよりも、ワールドクラスの戦いを観戦できればそれでいい。といったところで、今回はここまで。
時差でないかと。
投稿情報: あたたた | 2014/06/21 22:15