1巻、2巻は順調に出ていた楽工社さん出版の「国際ビジネス」シリーズ(著者:チャールズ・W・L・ヒル、訳者:鈴木泰雄, 藤野るり子, 山崎恵理子)だが、遅れること3か月ほど。ようやく全3巻の最後を飾る「国際ビジネス 企業戦略と事業運営」を購入した。
国際ビジネスを語る書籍は数多あるが、好みの問題はあるだろうが私は本書(シリーズ)はおすすめというかお気に入りである。企業のグローバル化がいわれて久しいが、結局のところ、その時代に合ったケーススタディをどれだけ発見し吸収、適用するかにかかっているといえる。パイオニアは偉大だが、それに続くこと(それも限りなくパイオニアに近く)が大事であり、かつ適切でなければならない。
本書はそのままビジネスに「使える」ものではないが、先に述べたようなことを実践していくのに欠かせない知識であり教養である。運は何事にも影響を及ぼすものであるが、その運を生かすも殺すも、そして運自体を見いだすことができるのも(これに気付かないことが多い)知識と教養あってこそ、なのだ。
先週金曜日、購入した本書だが、昨日、一昨日の大雪によって読書に充てる時間を大きく確保できたことで、一回目の読了となった。小説の類いではないので、一回読んだだけではどうということはない。ただ、通読することでどこに何があるかくらいは当然わかるので、これから活かしていこうと思いつつ、今回はここまで。
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