時間がないので短めに。
ヒッグス粒子の存在がCERNの実験によって発見(検証)されて、ノーベル物理学賞の大本命と目されていたイギリス・エジンバラ大学のピーター・ヒッグス名誉教授とベルギー・ブリュッセル自由大学のフランソワ・アングレール名誉教授のお二方が、予想どおりに受賞した。既に、素粒子物理学者(そしてその学徒たち)にとっては自明であるヒッグス粒子であるが、発見から検証に至るまでの道程が確実にならなければ「ないのと同じ」であるので、本来ならCERNの関係者も当然受賞対象かと思っていたが、残念ながらそうはならなかった。
何にしても、両先生にとっては素晴らしいことであることはもちろん、若き日に標準模型(今では標準理論という言い方がスタンダードだが)に取り組んだ一人として、私自身もうれしいことこの上ない。そんなことを思いつつ、簡単にここまで。
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