学生時代、いわゆるファインマン物理学で勉強した口だが、邦訳版は訳がこなれていないというか、Feynman独特の言い回しが感じ取れない(原文でなくなった時点で自明なのだが)ということもあって、岩波書店から出ている全5冊は眺めるにとどめていた。そして、昨年。「THE Feynman LECTURES ON PHYSICS」のMILLENIUM EDITIONが出るという話を聞いてはいたものの、東日本大震災という大きなアクシデントとその後のドタバタなどで、完全に頭から消し飛んでしまっていた。
ところが先日、たまたま書店で「THE Feynman LECTURES ON PHYSICS MILLENIUM EDITION」のペーパーバック版を見つけ、それを思い出し、せっかくの記念版だからとハードカバー版を買い求めた。そして、ついに我が手元にやってきたのである。
真っ赤な本。ペーパーバック版はシルバーだったが、色鮮やかな赤。そして重い! ハードカバーなので重量感もあり、持ち歩くようなものではないが、部屋でじっくり学習するにはもってこいだ。3分冊(邦訳版は岩波書店の5分冊に対応させれば、Ⅰ+Ⅱ=VOLUME I、Ⅲ+Ⅳ=VOLUME II、Ⅴ=VOLUME IIIとなる)で総ページ数は1500ページほど。
読む本は結構たまり気味だが、忘れていたとはいえ昨年来から探していたものなので、こうして入手したわけだが、5月の連休は読書三昧となりそうだとしつつ、今回はここまで。
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