この案内板は、東京都渋谷区は若者や観光客などで賑わう神宮前交差点にある案内板である。上から「神宮前出張所」「神宮前区民会館」に続き、どうも上から貼り替えたように見えるのが「はぁとぴあ原宿」である。久しくこのあたりに来たことがなかったので、いったいこの「はぁとぴあ原宿」とはいかなる区の施設(渋谷区マークが付いているため特定)かと思って調べてみたら、正式名称を「渋谷区障害者福祉センター はぁとぴあ原宿」といい、開設は2008年(平成20年)6月1日(命名はその前年)。以前は心身障害者福祉センターといい、1974年(昭和49年)に開設したものが老朽化ということで立て替えになり、新たに命名されたのが「渋谷区障害者福祉センター はぁとぴあ原宿」とのことである。なので、この案内板をはがすことができないので推測となるが、おそらくそれ以前は「心身障害者福祉センター」だったと思われる。
おそらくこの案内板は、上二つはかなりくたびれているだけでなく「横断歩道を渡って左⇒」とさえないみずぼらしい追記がある(不思議なのは隣接(同居)する施設なのに案内を二つにわけていることである。またすぐ近くには神宮前隠田区民会館があり、どうせ案内板を出すなら「神宮前区民会館」よりも「神宮前隠田区民会館」を掲出した方がいいだろう)。そして貼り替えたように見える三番目という組み合わせが、かの神宮前交差点には相応しくない案内板だと感じてしまうのだ。
そして、気になるのはやはり「はぁとぴあ」という愛称(と思う)。渋谷区障害者福祉センターというだけでは堅いイメージというほかに、障碍者向け施設と見えてしまうことを避ける狙いがあるのかもしれないが、お役所はこういうネーミングが好きだねぇと感じてしまう。良い悪いではなく、ね。
なお、はあとぴあというのは、他にも埼玉県朝霞市ほかにあるが、「はぁとぴあ」と二番目にある「あ」の字が小さい「ぁ」となっている点が異なる。後発故に避けたのか、別の理由があるのかは定かでない。個性を発揮してみたということかと考えつつ、今回はここまで。
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