渋谷bunkamuraで開催されている「シュテーデル美術館所蔵 フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展」をようやく見に行くことができた。そもそもは3月中に行ければいいなと思っていたものだったが、3月11日の東日本大震災でそれどころではなくなり、うやむやになっているうちに今月22日で終了すると知人から聞いて思い出し、急遽行ってきたという流れである(おそらく最終週の週末は作品鑑賞というよりは入場者鑑賞となりそうなので、平日定時上がりの今日しかなかったとなる)。
もちろん、注目はフェルメールの「地理学者」、というのはもちろんだが、フランドル絵画を多く鑑賞することができるというのも楽しみ、かつ今まで行ったことがないドイツ シュテーデル美術館からやってくる作品であることも意義深いものがある。Bunkamuraの案内文を引用すると──
17世紀オランダ絵画の巨匠フェルメールは、日本で最も人気の高い画家ですが、その作品は30数点しか現在では確認されていません。そのなかでも2点しかない男性単身を描いた作品のうちのひとつ、傑作《地理学者》を中心に、オランダ・フランドル絵画の黄金期を振り返る展覧会を開催します。フェルメールのほかにもレンブラント、ルーベンス、ヤン・ブリューゲル、ハルスなど同時代を代表する画家の名作全95点が、ドイツ・フランクフルトにあるシュテーデル美術館のコレクションから一堂に会します。ヨーロッパでも屈指のオランダ・フランドル絵画のコレクションを有する同館の改築工事に伴い、約200年前の開館以来、まとめて作品を貸し出す初めての機会です。そしてフェルメールの《地理学者》は、東京では初公開となります。
てな感じで、実際鑑賞してきてよかったといったところ。知人から指摘されなければ忙しさから行き損なっていたわけで、明日、何かお礼でもしなければなと思い、今夜は図録をさかなにワインでも味わうかとしつつ、今回はここまで。
コメント