VAIO type Z (VGN-Z90US)には、これまでWindows 7(ベータ版を含む)は一度だけ新規インストールをしただけであった。「VAIO type Z に Windows 7 64-bit Beta をインストール」以下の記事に示したように、クリーンインストールを実行してみたが、特殊なハードウェア(中でもグラフィックス切り替え)が仇となり、辛うじて標準的な使い方ならできないこともなかったが、何のためのVAIO type Zなんだと思ってしまうような状態となっては、アンインストールするしかなかった。
新規インストールが駄目ならアップグレードしかないが、わざわざベータ版をインストールする気も起きず、RC版も同様の判断を下し、満を持して製品版まで待っていた。本来なら、デバイスドライバ等のリリースまで待つべきなのだろうが、製品版であればやり直しもしやすいという考えもあって、ついに今日、敢行したのである。
速報(苦笑)でもふれたように、新規インストールで対応されなかったNVIDIA GPUのディスプレイドライバが使えることがわかったので、まずは一安心。しかし、いくつかの問題は既に発見できている。
一つ…というより症状的には複数あるが、事実上一つの不具合と思えるのが、グラフィックス切り替え機能関連がうまく働かない、いや他に悪影響を与えていると言うべきだろうか。アップグレードインストールを実行し、ハードウェア割り当てボタン等も有効に機能しているにもかかわらず、液晶ディスプレイの輝度変更ができなかったり、スリープモードあるいは休止状態(サスペンドモード)への切り替えを挟むと、グラフィックス切り替えスイッチでのグラフィックス変更がうまくいかなくなる。等々、おかしな挙動はグラフィックス周りに多く見られるのである。
とはいえ、新規インストールに比べればまったく使い物にならないわけではないので、即座にアンインストールしようとまでは思わない。まぁ、SONYから対応ドライバのダウンロードサーヴィスが始まったら、その時にまた考えるとしよう。
というわけで、今回はここまで。
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