2008年もほぼ折り返し点に到達した。いつも思うことであり、また当たり前のことであるが、齢を重ねると年月の経つのが早く感ずる。自分自身の一年に対する比率が減っている(10歳なら10分の1で10パーセント。80歳なら80分の1で1.25パーセント)のだから、自明ではある。
さて、Blogの更新もほぼ週一回となって久しいが、毎日更新していたと思ったら、ばったり2か月ほど更新しなくなり、また10日連続で更新するという不規則なものと比べるとどうなのか…なんて考えてみたが、そもそもマイペースということを思い起こせば、不規則であれ規則的であれ、それこそがマイペースなのではないかと思ってみたり。
そういえば、Bill Gates氏も先月をもってほぼMicrosoft社の業務から足を洗った…もとい、人生の軸足を移したが、52歳という年齢を考えれば早すぎる、というよりも私は妥当だな、と考えている。それよりも、世界を相手に技術競争を行っている企業トップの多くが、老けすぎているというのが実態だろう。顧問やご意見番としての役割は一定のものはあるが、トップである必要はない。老害ばかりで一利なし、である(いや、そんなことないというご高齢のトップがいるとするなら、それは頑迷な自意識過剰者である)。少なくとも人を率いて、世界を相手に技術競争するつもりなら。
不満のはけ口のように、ここで垂れ流すのもいいかもしれないが、垂れ流すついでにもう一つ。高齢者ばかりを大事にする今の日本の社会は、かなりイカれているとしか思えない。これまでの貢献からすれば当然、というのだろうが、既にお年寄りを大切に、などという余裕は多くの若者にはない。年上の者が若年者を慈しまなければ、若年者が年上の者を敬うことなどあり得ないし、敬う気持ちがあってこそ、負担をしようという心も出てくるというものだ。
今、年上の者が若年者を慈しんでいるか?
といえば、搾取するだけとなってしまっている。自分たちの所得を再分配することなく、負担だけを押しつけ、あまつさえ派遣労働者の立場に貶めてしまう。労働市場の海外移転を進める代わりに、安いとはいえ国内労働市場を生み出しているのだから、というのは詭弁である。モラルの低下は必至であるし、極端な例(秋葉原事件とか)までは行かずとも、見えないところで間違いなく病理は進んでいるだろう。ただ単に、それらが様々な事象として表出しているだけに過ぎないのだ。
と、書いているうちに家人に声をかけられた。朝から何やってるの?と。その昔、XWIN II Web Pageをやっていた頃は、毎日30分ほどキーボードに向かっていたが、ここのところは家庭が変わったこともあってほとんどそれはなくなっていた。しかし、昔を思い出して書いてみたが、明日からはどうなるかは未定(苦笑)。
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