けっしてミィハァではないのだが、先月30日にオープンした東京ミッドタウンに行ってきた。オープンしてまだ三週間程度なので、さぞかし混んでいるかとは思ったが、危惧したほどは混んでおらず、ほぼすべてのお店を見て回ってきた。第一印象は、同じ六本木にある六本木ヒルズ、ヒルズつながりでこちらも人気らしい(?)表参道ヒルズに比べて、ゆったりした作りになっており、テナントも面積広め、いたるところに休憩用のベンチが配されるなど、ゆとりが感じられる点である(あくまでこれらとの比較。表参道ヒルズなど、一坪くらいの店がたくさんある中を行列が上から下まで数珠つなぎだからねぇ)。
商業施設の多く入っているGalleria館。ここはビル内吹き抜けという構造が似ている割には、先にもふれたように六本木ヒルズや表参道ヒルズよりもゆとりを感じるところ。水の流れるオブジェも、周りの空間とマッチしているためか、なかなかきれいにまとまっている。
主に、テナントが開く時間が午前11時。なので、それに合わせて出かけたが、心配なのはお昼ご飯難民になってしまうことだろう。かつて六本木ヒルズに行った時には、どこもかしこも長蛇の列でご飯を食べられなかった経験から、混む前に食う!とばかりに、比較的開いていそう(失礼!)と判断した中華点心のお店「千里馬南翔小籠」に飛び込んだ。六本木なんて、別にこだわらなければ食べるところなんてたくさんあるが、せっかく行ったんだからやっぱりミッドタウン内の店で食べるのがスジだろう。
この「千里馬南翔小籠」。カジュアルダイニングコーナーの店だったので、ランチメニューは酢豚とか麻婆豆腐とかメジャーなものばかり。ここまできてそれはないだろう…が、しかし、ランチの焼きそばと店がウリとしていた小籠包を注文。スタッフの対応がかなりよくないと感じたが、言語コミュニケーションそのものが厳しそうだったのでやむを得ないか(苦笑)。
一番興味を持ったのが、地下一階にある東急ストアのプレステージ版Presseがさらにレベルアップ?したらしい、その名もPresse Premium(苦々笑)。高級な食材やあまり一般的な店では見ない食材が豊富で、最近いたるところに出店して(駅ナカにすらある)俗化著しい成城石井より良い物置いているようである。Azabu National Storeまで行かなくても、ここでいいんじゃないか?と思うほどだ。
いきなり総括してしまうと、ここも観光地の一つである。観光客は多い。だが、先にふれたように、六本木ヒルズや表参道ヒルズといった森ビル系に比べると、そこかしこにゆとりが感じられ、さすがは三井不動産プロデュースだと感じた(デザイナーとかアーキテクトの能力は認めるが、それを許容するもしないもデヴェロッパの胸先三寸である)。ただ、借景に過ぎない檜町公園を自分の庭みたいに扱ったり(総合設計制度を活用した結果なので、単に借景だとは言い難いが)、細かい点では気になることもあるが、全体的にはいいものだ、ということができる。地味だけどね。
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