昨夜、遅くなって帰宅すると、クレジットカードの利用案内などに混じって、「ウィルコムからお客様へ大切なお知らせです」と赤書きされた郵便が届いた。
うぅむ、大切なお知らせとは何だろうか? 当然、身に覚えはないが、手紙を裏返すと合点がいった。
「安心の理由は、この中にあります」
「ウィルコム定額プランは安心の定額サービスです」
なるほど。ソフトバンクモバイルによる風評被害を恐れてのことか、と思いつつ封を開けてみると、お客さま各位として『「ウィルコム定額プラン」のサービス概要をあらためてご案内します。』とあり、ポイントは『安心の定額サービス=「ウィルコム定額プラン」を末永くご利用いただければ幸いです』という一点に集約されるだろう。ほかに、「みんなでウィルコム」ご紹介キャンペーンとやらの案内も合わせて行われているが、取って付けたような感は否めない。やはり、最近のMNPの動き+ソフトバンクモバイルによる風評被害(定額とは悪いものだという悪印象)を振り払うためのDM戦略と見た。
これは同封されているパンフレットを見れば、ウィルコムの想いはさらに伝わってくる。
この「ウィルコム定額プランは安心の定額サービスです」では、4つのポイントをあげているが、定額プランが始まったときから利用しているユーザにとって、いずれもが当たり前のことであり、身をもって実感・体感しているものである。今さら何を言っている!?というレベルのものでしかない。裏面を見ると、「各社月額基本使用料・通話料等比較」(2006年11月10日現在)があり、こちらは勉強になった。
いわゆるケータイ、昔に比べれば安くはなっているが、まだこんな高額料金を支払わされているのかと驚いてしまった。しかも、無料通話分などと消費者を馬鹿にしたような小賢しいシステムがまだ残っているのかというのにも驚いた。このシステムのどこをどう見れば無料なのか?と、ケータイを利用しているユーザは思わないのだろうか(あえて言うなら単なる先払いだろう。しかも使わなければ取られてしまうし、それをもったいぶって無期限繰越とかいうのもいかがなものか)。パケ代という言葉も死語でないのか…。と色々な意味で驚かされた。
ウィルコムから来た手紙。ウィルコムが狙う意図を私が素直に受け取ることができたかどうかは定かでないが、ケータイの世界はお気の毒だということだけはよくわかった。私よりも古参のウィルコムユーザである妻(私はAirH”サービスが始まってからだが、それよりも数年前から利用)も、この手紙を見て「こんなのわかってること。ウィルコムはきちんとやっているよね」と全幅の信頼を寄せているようだった。
そんなわけで、多くのウィルコムユーザにこのような手紙を送るよりも、ケータイユーザに知ってもらった方がいいのでは?という印象を強く持った。こういう勘違いっぽいのがウィルコムだな…と思わずにはいられない(苦笑)。
比較広告は問題があるのではなかったでしたっけ?
つまり、口コミで広めてもらうためではないかと・・・。
他社のユーザーねらい打ちもできませんからね。
あっ、新聞広告でもいいか。
自分の地域はPHSにはつらい地域なので考えもしませんでしたが。
投稿情報: 志葉 京兵 | 2006/11/27 09:52
比較広告は、まったくだめではないですね。ただし、業界秩序を重んじているので、なかなかそれを行うことはできないということで。
PHSには辛い地域というのはわかります。すぐ圏外になってしまう印象だけでなく、ちょっとした郊外に出ただけで圏外ですから。もちろん、ケータイではしっかりアンテナが立つところではあります。
そういうところの投資いかんかなぁ。
投稿情報: XWIN II | 2006/11/27 18:00