W-Zero3[es]がそれなりに普及するようになり、携帯電話によるWebブラウズ…というかいわゆるインターネット接続が当たり前になって、またまたこのような話が聞かれるようになってきた。
「PCは、スマートフォンにとって代わられるだろう」
PC業界に20年も身を置いていれば、こう思うに違いない。今度は何の屍を見ることになるのか、あるいは同じような話は何度目だ…と。
これまでにもPCは、幾度となく様々なチャレンジを受けてきた。そして、その都度、撃退してきたというよりは、勝手に相手がこけていったのがこれまでの歴史である。そのほとんどが、片手で楽々扱うことのできる携帯機器だった。
最も最近のチャレンジャーであり、かつ最も長い歴史を持つものは、Apple社のNewtonあたりを始祖とするPDAである。このDNAはシャープのザウルスに長い間蓄積し、W-Zero3シリーズに継承されている。画期的だったのは、PHS及び無線LANを内蔵したことで、PCとの紐付き関係から脱出し、大いなる未来を見せ続けている。
(Palm系ももちろん長い歴史を持ち、大変意義深いものはあるが、ここではあえて議論に加えていない。)
だが、こういったものがPCにとって代わる存在となるのだろうか。答えは否だろう。
つづく。
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