XWIN II Weblog

首都圏、自動改札機トラブルの報道を眺めて

首都圏の鉄道における自動改札機（Suica及びPasmo）のトラブルが今月相次いだが、その原因は単純なプログラムミスだということが判明したという。まぁ予想通りの回答であったが、まだまだ一般的な方々（というか報道する社会部記者と言っていいだろうか）には、わずか1文字文のミスでこんな大きなトラブルになるなんて…という思いを持っている方に私は驚いてしまう。

こういう人には、わずか1文字分のミスが重大だと思わないのか、それとも想像力が欠如しているのか、単に記事をセンセーショナルに書きたいだけなのか、まったく異なる理由なのかは定かでない。だが、次の例を考えれば、たった1文字分のミスがとんでもないことを引き起こすことは容易に想像がつくだろう。

自分の預金口座に1万円入っています。その口座に5千円を預け入れました。口座の残高はいくらになるでしょう。これを式で表すと、

10,000 + 5,000 = 15,000

と計算できる。しかし、この式にある「＋（和算記号）」を「×（乗算記号）」と誤ってしまったらどうなるだろうか。結果は5千万円と思いがけない金額となる。いわずもがなだが、たった1文字分のミス、しかも似たような記号（たったの45°傾いただけ）でありながら、これが大きなトラブルとなるのは自明であろう。

ところが、こうしたものとプログラム（システム）とは異なるものと思っているせいか、どうもこの手の報道は大上段（センセーショナル）に構えるような記事が多いように思う。無論、専門紙系ではこのような報道、解説はないはず（と信じたい）だが、朝日新聞や読売新聞など、いわゆる大衆紙系は「わずか1文字分のミスで」と大騒ぎする。ミスはミスとして糾弾するのは構わないが、もう少しやり方というものがあるだろう、と思うが、所詮一般人はこういったものの見方しかできないのかもしれない。

季節外れの台風20号

東京地方をはじめ、今日はいくつかの地域で季節外れの台風20号の攻撃を受けている（今、午後8時前）。せっかくの土曜日で渋谷に出る用があったのだが、行くのをやめて自宅でのんびり過ごした。こういう日は、積ん読むならぬ積みゲーム解消ということで、PLAYSTATION 3向けのアガレスト戦記を始めてみた。キャラゲーの第一印象だが、中身はさにあらず、なかなか骨のあるゲームである。

10時間ほどのプレイ時間では、まだ全貌を知るには遠いのでコメントは控えるが、秋の夜長にじっくり…というより秋の夜長にべったりといった感じ。季節外れの台風20号のおかげで久々のゲームプレイができてよかった…かな。

通り抜け困難

昨日、都営大江戸線の遅延に巻き込まれたことで、行きそびれた出張先に再度出かけたが、その途中でなかなかすごいものを見つけた。

逆向きから撮影すればよかったと思ったが、後の祭り。道路には「通り抜け困難」と書かれている。通り抜け禁止、通り抜け不可、ではなく「困難」とあるのがミソである。

この場所は、東京都新宿区払方町と同区赤城下町の境目あたり。写真正面には、はっきり見えないかもしれないが、傳久寺がある。東京の地図をお持ちの方は、ご覧頂くとお分かりのように、確かに一定レベル以上のハンドルテクニックを要しないと立ち往生しそうなところである。

それにしても、困難と表現せざるを得ないというのが、なかなか笑える。近所の人は、この通り抜け困難とある道路を自動車で利用しているのだろうか。それとも、いやでもテクニックを磨かれているのだろうか。そんなことが気になる出張だった（苦笑）。

都営大江戸線、停止に巻き込まれ

ついてない時は、こういうものなのかもしれない。

今朝、都営地下鉄大江戸線が停電により、最大3時間にわたり運行停止になった。ただ運行停止となっただけでも影響は大きいのだが、地下鉄線内に閉じ込められるというのは苦痛以外の何物でもないと、改めて実感してしまった。

私は普段、都営大江戸線を利用していない。通勤経路にひっかかりもしないのだが、今日は取引先の会社に挨拶を兼ね、打ち合わせに行くため利用した。まさに年に一度乗るか乗らないかの路線の滅多に起こりえない不具合に遭遇してしまったのだ。

ご存知の方はご存じのとおり、都営大江戸線は一般的な電車よりも小さな車両である。地下鉄の建設費を削減するため、トンネル断面積をできる限り小さなものとし、車両もそれに合わせて小型化のものを採用している。東京地方の人にしかピンとこない物言いで恐縮だが、私鉄やJRと相互乗り入れしている電車より一回り小さいのが銀座線や丸ノ内線。これよりももう一回り小さいのが都営大江戸線である。なので、普段乗車していても天井が低いなど、圧迫感を常に感ずる電車なのだ。

加えて、窓もほとんどあかない。空調完備という理由のほかに、電車そのものの製造コストを下げた結果でもある。このように狭い電車がラッシュの混雑時に、いきなり地下鉄トンネル内で停電に見舞われ、空調も明かりもない中に放り込まれてしまったのである。

幸いにして、私はニュースにあったように二時間以上も閉じ込められたり、車内でのパニックに遭遇したり、あるいはトンネルの中を延々と歩いたりはせずに済んだ。無論、先方の会社に遅延のお詫びをしなければならなかったが、そんなことよりも大都市の基盤の脆弱さを覚えずにはいられなかった。

電気に頼りきった大都市。以前、送電線が切られて大停電が発生したということもあったが、いたるところに送電が止まったら危機的状況を迎えるシーンは多い。下手な防災訓練に参加するよりも、非常に有意義な体験だった、としてBlogには書いておこう。

今日のWindows Vista 07/10/22

トラブルもなく無事に動いています。ただし、Windows Aero なしで（苦笑）。

どうもメモリ周りが怪しい。nVIDIA GeForce Go 7400の3Dエンジンが動作していると思しき時に、不定期のタイミングで不具合が発生する。画面にノイズが乗るだけでなく、不正なメモリアクセスをしたとか何とかで、いくつかのモジュールが死んでしまうようなメッセージ（あるいはシステムログ）が表示・発生し始めている。無論、今はAeroをオフにしているので、そのような問題は発生していない。いっそのこと修理に出せばいいのだろうが、何となくAeroをオフにして不具合が出ないということは、製品保障上のWindows XPでの動作においては「問題ありません」となり、相手にされないのではないかとの危惧から踏みきれないでいる。

デバイスドライバのバージョンアップができればいいのだろうが、GeForce GoシリーズはnVIDIAのサイトでは直接相手にされず、PCメーカからのサポートを待ってほしいというのが公式声明だが、SONYからは新しいデバイスドライバがリリースされたという話はない。デスクトップPC向けのGeForceのデバイスドライバでは、「nvlddmkm が応答を停止しましたが、正常に回復しました」メッセージの解消されたものが半年前にリリースされているというのに…。

ま、無い物強請りをしても仕方がないので、しばらくはAeroなしで使うしかないのだが…。

「nvlddmkm が応答を停止しましたが、正常に回復しました」から始まった不具合の日々、とその解決！

久々の更新となりました。自宅PCの調子が悪いとBlogの更新のままなりません。相変わらず、nVIDIA GeForce 7400 Goがらみの不具合は続いていますが、解決方法の一つを見出すことができました。それは、Windows VistaのAeroを切ることです。

Aeroを無効にすることで、不具合がほぼ発生しなくなりますが、唯一確認できる不具合は、Media Playerでビデオ系の表示を行うこと。例えばMP3の再生時に、視覚エフェクトを有効にして表示させると、常に横線としてノイズが乗ります。単にDVDビデオの再生を行うのならば、何の問題も発生しませんが、アクセラレータの機能をそれなりに使用する際に発生する模様。三国志XIのようなそれほど重くない3Dゲームをプレイしていても、まれに発生することから、ほぼ間違いなくGeForce 7400 Goがらみの不具合であるのは確かなようです。

しかし、こうもあっさり壊れてしまうというのも納得がいかないんだよなぁ。Windows XPに戻す気力がないので試せていませんが、ドライバの問題なのか、Vistaにも責任があるのか、本当にハードウェアがいかれたのか。もう少し、様子を見ながら判断したい。

「nvlddmkm が応答を停止しましたが、正常に回復しました」から始まった不具合の日々、のまま

前回、不具合についての話を書いたが、単に一時的に問題がなくなっていただけで、再び、ノイズが入りまくりのいきなりブルーバック画面という展開となっている。

なので、残念だがSONYの修理依頼となった。Vistaから再びプリインストールのWindows XPに戻し、その後、戻ってきたらまたこの環境を構築しなければならない。嗚呼、面倒だ…。

「nvlddmkm が応答を停止しましたが、正常に回復しました」から始まった不具合の日々、とその解決？

そう、それは突然。マイノートPC、VAIO VGN-SZ90PSにWindows Vista Ultimateをアップグレードした環境にやってきた。光栄さんの三国志11をプレイ中、急に仕事を思い出し、「Alt」＋「Tab」のコンビネーションキー操作でPhotoshop CE3を呼び出し、その途中で再び三国志11に画面を切り替えた時だった。

ハングアップしたように画面がフリーズした。しかし数秒後にデスクトップ画面に切り替わったかと思うと、徐にタスクバーのバルーンヘルプ（って正式名称だったかな？）から次のようなメッセージが表示されたのである。

「nvlddmkm が応答を停止しましたが、正常に回復しました」

応答を停止しましたが、正常に回復しましたとは何か。字面から見れば、停止したけど回復したとあれば何の問題もなさそうだが、これ以降、不定期なタイミングで次のような不具合が頻繁に発生するようになった。

• 画面にノイズが乗る（画面書き換え毎にノイズが変化する）
• いきなりブルーバック画面になり、復帰不可能になる

常に一定のタイミングであるとか、ある操作を行った後に発生するのであれば対策の立てようもあるが、いきなりブルーバック画面は死を意味する。これでは使い物にならないので、回復を試みようとしたが、結果的に一週間ほど時間を要してしまった（そればかりに関わっていたわけではないので実質数時間程度だが）。

nvlddmkmとは、nVIDIAのグラフィックスアクセラレータのデバイスドライバの一部（ミニポートドライバ）を構成するnvldmkm.sysのことであろう。とすれば、デバイスドライバを再インストールすることで、この不具合が解消されるに違いない。ということでドライバを削除後、再度インストールを行ってみたが、まったく症状は変わらないままだった。

無論、不具合が発生してからは、再起動だけでなく完全シャットダウンし、しばらく電源から遠ざけ、ハードウェア上のなるべく解消するよう努めてもみた。だが、結果は変わらなかった。

そこで、グラフィックスアクセラレータを変えてみたらどうだろうか、とnVIDIA GeForce 7400からIntel 945GMに内蔵されているグラフィックスアクセラレータを交換してみた。デスクトップPCならどうということはないが、ノートPCでは一般的にそのようなことはできない。だが、VAIO VGN-SZ90PSは幸いにしてデュアルグラフィックスアクセラレータを持つ機種なので、スイッチ切り替え一つ（無論再起動は必要）でそれが行えるのである（そもそも不具合解消のためでなく、省電力とパフォーマンスの両立を目的としてなのだが、まさに怪我の功名となった）。

結果は、まったくグラフィックス周りの不具合を見出すことはできなかった。それでは、とGeForce 7400に戻すと、やはり同じような症状が繰り返される。このことから、不具合はGeForce 7400周りにあることがほぼ特定できたのであった。

しかし、ドライバの再インストールでどうにもならず、電源OFFの時間をそれなりに確保しても問題は解消されない。いよいよ、GeForce 7400ハードウェアの不具合か、と諦めかけた時、ある一つのことをやってみようと考えた。それは、「Windowsエクスペリエンスインデックス」を測定しよう、ということだった。

なぜ、これを行おうとしたのか。それは、グラフィックスアクセラレータに負荷をかけようということが狙いだった。そもそも不具合が発生したのは、グラフィックス処理に大きな負荷がかかり、「nvlddmkm が応答を停止しましたが、正常に回復しました」というメッセージを出してからだったので、もう一度大きな負荷をかけ、その状況を再現してみようと考えたのである。最初、このメッセージを見た時は、よもやこんな状況になるとは思いもよらなかったことから、メッセージ表示後、PCはどんな状態にあったのか把握できていなかったため、もう一度、トラブル発生の状況再現を試みたのである。

Windows Vista起動後、ノイズが画面に乗る中、「Windowsエクスペリエンスインデックス」を実行。いくつかのテスト後、Direct3Dのパフォーマンス測定が始まるが、まったく先に進まない状態となった（さすがに一時間放置してインデックスが出せないのは不具合だろう）。「キャンセル」ボタンを押し、処理を中止しようとするが、ウィンドウが閉じない（苦笑）。仕方がないので、「Ctrl」＋「Alt」＋「Delete」のコンビネーションキーで「ログオフ」を選択すると、やっとウィンドウが強制的に閉じられた。と、その直後、不具合発生直前以来となる「nvlddmkm が応答を停止しましたが、正常に回復しました」メッセージが表示された。

だが、タイミングが悪かった。既にログオフ処理の最中だったため、状況を確認する暇もないまま、ログオフしてしまい、慌ててログインを行った。すると…。

どういうわけか、画面にノイズが乗らなくなった。完全に不具合がなくなったわけではなさそう（ウィンドウの下に余計な下線が加わるなど、グラフィック処理に難がある）だが、鬱陶しいノイズが乗らなくなっただけでもありがたい。あとはブルーバック画面でいきなり落ちるということがなければ問題ないのだが、もう少し様子を見るしかないだろう。

緊急地震速報にあと7時間ほど及ばず…

今日未明、午前2時21分頃、神奈川県箱根地方で震度５強の地震があった。私は東京で若干の揺れを感じて目が覚めたが、すぐさまテレビのスイッチを入れて、地震速報を見た。で、まっ先に思ったことは、今日は10月1日であり、緊急地震速報が始まる日ではないか！ということだった。

だが、何も起こらなかった。緊急地震速報は、地震が発生する前に告知するものだから、既に起こった後に気付くような場合は、見ることができないのかとも考えた。そんなこんなで安眠妨害されただけでなく、再度寝るタイミングを外してしまった（苦笑）。

しかし、緊急地震速報はなくて正しかった。何のことはない。10月1日午前9時からだったのだ。テレビの周知広報では、午前9時とは断ってなかったような気もするが、もうどうでもいいことだ。箱根の地震発生があと7時間後だったらとしたら…、と今度は出社しているので、確認のしようもなかったか。