「古炉奈」の最終日行ってみようかと、思い立って出かけた秋葉原。結局、前記事のとおり並んでまで入店する気はなく、結局行かずじまいとなったわけだが、せっかく来たので散策してみた。何だかんだいって、目的もなく秋葉原を散策するのは久しぶりだったりする。
秋葉原は多くの人たちが言っているように、既に電気街ではなくなっている。もちろん、店舗は数多いのだが、PCが全盛期だった頃のアマチュア無線よろしく、あるにはあるが既に主流ではなくなっている。勢いのあるのは、どう見ても…とまぁそんなことはどうでもいい。散策していて驚いたのは、ラオックスザ・コン館跡の真正面にあったチチブデンキがなくなっていたことである。
代わりにあったのは「秋葉原クレーン研究所」。字面だけ見れば土建屋さんかな?と思うかもしれないが、上写真を見ればそんなはずはないとすぐにわかる。まさかチチブデンキがつぶれたのか!と思ったが、すぐにオデン缶の自動販売機が健在だと確認できたので、どこかに移転したのだろうとすぐに気を取り直した。
で、近くでは気付かなかったが、遠目にチチブデンキの入っているビルを見るとご覧のとおり、チチブデンキの看板はあり、チチブデンキのWebサイトによれば、今年の3月23日に同ビル3階に移転した模様である(とはいいつつも写真を見る限り、3階で営業しているようには見えないんだよなぁ)。久しぶりに来たとは言っても半年置いてはいないので、やっぱり秋葉原の変化は早いのだろう。
チチブデンキさんといえば、1990年代には大変お世話になった。Toshiba AmericaのTecraやPortegeといった、当時の日本のノートPCとは一線を画した素晴らしいMobile PCを使っていたのだが、周辺機器などの相談をよくさせていただいたし(ちゃんと購入もしました)、Libretto 20も買ったのはここではないが、HDD等の交換(改造)パーツはここで購入した。そのほか、とにかく10年ほど前にはお世話になったお店なので、やっぱりなくなってしまうのは残念なのである。
生き残っているのはわかったけれど、町の風景は変わってしまった。あの「チチブデンキ」のロゴは、もういつもの場所にはない。そんな感傷に浸りながら、秋葉原を散策したのだった。
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