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2009年2月 1日 (日)

続・VAIO type Z に Windows 7 64-bit Beta をインストール

VAIO type Z(VGN-Z90US)にWindows 7 64-bit Betaをクリーンインストールしたが、インストールはうまくいったものの、グラフィックスがチップセット内蔵のものとなってしまったので、いきなり魅力半減だとした。次に確認すべきはデバイスマネージャ。GeForce 9300M GSが無効にされているだけなのか、他にも無効になっているデバイスはあるのか。デスクトップPCと異なり、ノートPC、特にVAIOノートは専用ドライバ等を必要とすることが多いので、いきなりベータ版OSのクリーンインストールでうまくいくことはほとんどないと理解していたが、G45内蔵グラフィックスが先に有効にされたのは残念だった(ハードウェア走査順からすれば、PCI Expressの先にぶら下がるGeForce 9300M GSが後になるのは当然ではあるが…)。

これがデバイスマネージャの初期状態画面(大部分)である。「!」マークが全部で6つ。「SDA 標準準拠 SD カード ホスト コントローラー」、「標準 VGA グラフィック アダプター」、「SM バス コントローラー」、「基本システム デバイス」、「不明なデバイス」、「不明なデバイス」ということから、SDカードアダプタもだめなのかとエクスプローラで確認したところ、SDカード、メモリースティック、さらにはExpress Cardすら認識されていなかった。これは痛い。デバイスマネージャを接続順に変えてみると、

こうすると何が問題なのか、先ほどのものよりわかりやすい。「SDA 標準準拠 SD カード ホスト コントローラー」は名前から想像がつくようにSDカードインタフェースだが、「基本システム デバイス」がメモリースティックインタフェースということがわかる。不明なデバイス表記でないことから、何らかのデバイスドライバと関連づけられているが、それが不適切ということで有効になっていないと思われる。

続いては「不明なデバイス」二つ。これは「PCI 標準 ISA ブリッジ」にぶら下がっていることから、一つは「ポインティングデバイス」であるのは間違いない。Windows 7 Betaに64-bitデバイスドライバが入っていないのだろう。残る一つは、おそらくはVAIO独自のハードウェア(ファームウェアがらみか?)と思われる。

そして致命的な「標準 VGA グラフィック アダプター」こと、GeForce 9300M GS。このGeForce 9300M GSが有効にされていないのが辛い。最後の「SM バス コントローラ」については、おそらくこれもVAIO独自のものが必要なのだろう。

ざっと眺めるに、まず大前提としてG45M Expressチップセットだと認識されていないことが大きいように思う。USB関連には「ICH9」とかグラフィックスでは「45 Express Chipset Family」と表記されているので、そんなことはないという見方もあるだろうが、「PCI 標準 PCI-to-PCI ブリッジ」や「PCI 標準 ISA ブリッジ」等の表記を見れば、Windows標準ドライバしか入っていないのではないかと経験則として感ずるところである。

さて、どのデバイスが認識されていないかの確認はできた。致命的だと感ずるのは、以下のとおりである。

  • GeForce 9300M GSが有効にならない。
  • SDカード、メモリースティック、PCI Expressカードのいずれも認識されない。

他にも使っていくうちに発見されるだろうが、この2つだけでも致命傷である。これが32-bit版であればまだ手の打ちようもあるが、64-bit版のためそもそもデバイスドライバがない。設定をいじればどうにかなるものではなく、完全にお手上げである。

以上、早くも暗雲が漂いつつあるが、もう少し辛抱して付き合ってみることにしよう。次回に続く。

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